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36協定における時間外労働規制の在り方を検討~第1回・仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会~

厚生労働省は9月9日、第1回の「仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会」
(座長・今野浩一郎学習院大学教授)を中央労働委員会講堂で開催した。
同検討会の開催趣旨は、今年6月2日に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」において、
「労使で合意すれば上限なく時間外労働が認められる、いわゆる36(サブロク)協定における
時間外労働規制の在り方について、再検討を開始する」とされたことを受けて、
「検討会を開催し、我が国における時間外労働の実態把握など、検討を行う」(厚労省)こと。
検討会では、
①36協定上の延長時間、実際の時間外労働実績などの実態や課題の把握、
②諸外国における労働時間制度の現状と運用状況、
③健康で仕事と生活の調和がとれた働き方を実現するための方策、

などの検討テーマに関して、参集委員らの意見交換が行われた。
委員のひとりからは「単純に労働時間の『上限規制』を導入すれば良いということではなく、
マネジメントの方法を変える必要がある」という意見が出たほか、別の委員からは
「女性活躍推進法における『行動計画』の策定にならい、自社の労働時間制度に関してホームページなどに
掲示することを求めたらどうか」などのアイデアも出された。
なお、次回開催日は未定となってる(9月12日時点)。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに飛びます)。
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