インフォメーション

審議会・研究会

安衛法上の定期健診項目見直しなどの検討を開始~厚労省・年内にも検討会のとりまとめを予定~

厚生労働省は、労働安全衛生法上の定期健康診断の診断項目や診断方法などのあり方について検討する「労働安全衛生法に基づく定期健康診断等のあり方に関する検討会」(座長・山口直人東京女子医科大学医学部衛生学公衆衛生学第二講座教授)を設置し、第1回会合を2月8日に開催した。 同省では、これまでも専門家による検討会を設けて安衛法上の定期健康診断項目などの見直しを行っており、、平成18年に設置した検討会(「労働安全衛生法における定期健康診断等に関する検討会」)では、その検討結果に基づき、診断項目に腹囲、LDLコレステロールを追加する制度改正を行っている(平成20年4月1日施行)。 今次の検討会の主な検討項目は、①労働者の健康管理を取巻く状況に対応した診断項目、診断方法になっているか、②新たな検査技術の進歩、知見等に伴い、現行の診断項目、診断方法に代えて採用すべき診断方法等はあるか、③定期健康診断に関する個人情報の取扱い・定期健康診断の結果に基づく事後措置は、労働者の健康管理を取り巻く状況からみて妥当かーーなどとなっている。検討会は、今年夏ごろに中間とりまとめを行い、年内にも最終とりまとめを行う予定。