インフォメーション

調査・統計

改善基準告示違反率は前年よりやや上昇~令和6年・自動車運転者使用事業場の監督指導結果~


厚生労働省は、自動車運転者を使用する事業場に対する令和6年の監督指導状況、
送検状況を取りまとめた。
それによると、監督指導を行った4328事業場のうち、3532事業場に何らかの
労働基準関係法令違反が認められた(違反率81.6%)。
法違反率は前年(82.2%)と比べ0.6ポイントの低下となっている。
また、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(平成元年労働省告示第7号、
最終改正令和4年厚生労働省告示第367号(適用:令和6年4月1日)。
通称・改善基準告示)の違反が認められた事業場数は2360事業場となっている
(違反率54.5%)。
改善基準告示違反率は前年(53.9%)と比べ0.6ポイントの上昇。
業種別の法違反率は、トラック81.4%(前年81.6%)、バス77.5%(同80.3%)、
ハイヤー・タクシー87.5%(同90.0%)となっている。
また、業種別の改善基準告示違反率は、トラック58.2%(前年58.3%)、
バス51.4%(同52.8%)、ハイヤー・タクシー37.6%(同33.4%)となっている。
次に、送検の状況をみると、労働基準関係法令違反により送検した件数は59件
(前年54件)となっている。
業種別の送検件数は、トラック42件(前年45件)、バス5件(同5件)、
ハイヤー・タクシー5件(同1件)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。