アップ率は前年を0.19ポイント下回る5.38％に～経団連・2025年の賃上げ回答状況～

経団連（十倉雅和会長）は５月22日、「2025年春季労使交渉・大手企業業種別回答状況
（了承・妥結含）」（第１回集計）をまとめた。
調査対象は、原則として東証一部上場、従業員数500人以上の22業種244社で、
回答を把握している21業種160社のうち、平均金額不明等のため集計から除外した
63社を除く97社についてまとめている。
それによると、回答・妥結額（加重平均）は１万9342円、アップ率は5.38％となっており、
前年（１万9835円、5.57％）と比べ、額で493円、率で0.19ポイント下回っている。
業種別にみた額・率では、額が最も高いのは、「建設」の３万946円、次いで、
「情報通信」２万3900円、「機械金属」２万1202円、「造船」２万918円の順となっている。
アップ率が最も高いのは、「情報通信」の7.97％、次いで、「非鉄・金属」6.21％、
「機械金属」6.08％、「造船」5.94％の順となっている。
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