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調査・統計

精神障害の労災請求件数は前年度比295件増の2346件〜3年度・過労死等の労災補償状況〜



厚生労働省は、令和3年度「過労死等の労災補償状況」
(過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患、仕事による
強いストレスなどが原因で発病した精神障害の労災補償状況)をまとめた。
それによると、脳・心臓疾患の労災請求件数は753件で、
前年度(784件)と比べ31件減少した。
また、業務上認定されたのは172件(当該年度内に業務上認定された件数で、
当該年度以前に請求があったものを含む。以下同じ)で、
前年度(194件)と比べ22件減少している。
請求件数は2年連続の減少、業務上認定件数は5年連続の減少となった。
次に、精神障害についてみると、労災請求件数は2346件で、
前年度(2051件)と比べ295件増加した。
また、業務上認定されたのは629件で、前年度(608件)と比べ
21件増加している。
請求件数は2年ぶりの増加、業務上認定件数は3年連続の増加となった。
なお、精神障害に係る労災請求事案の場合、精神障害の結果、
自殺(未遂を含む)に至った事案があるが、3年度は2346件中171件
(うち業務上認定79件)となっている。
 また、裁量労働制対象者に係る業務上認定件数は、脳・心臓疾患が2件
(前年度1件)で、いずれも専門業務型裁量労働制対象者に関する
支給決定となっている。
また、精神障害の業務上認定件数は7件(前年度6件)で、
専門業務型裁量労働制対象者6件、企画業務型裁量労働制対象者1件となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。