インフォメーション

調査・統計

賃金不払残業での是正支払額が1年間で約70億円~厚労省・令和2年度の是正結果~



厚生労働省は、令和2年度における賃金不払残業に係る是正結果をまとめた。
今回まとめられたのは、全国の労働基準監督署が監督指導を行った結果、令和2年4月から令和3年3月までの期間に
不払いだった割増賃金が各労働者に支払われたもののうち、その支払額が1企業で合計100万円以上となった事案について。
それによると、是正対象企業数は1062企業(前年度比549企業減)、対象労働者数は6万5395人(同1万3322人減)、
支払われた割増賃金の合計額は69億8614万円(同28億5454万円減)となっている。
企業数、対象労働者数、是正支払額ともに3年連続の減少となった。
業種別にみると、企業数が最も多いのは製造業の215企業(全体の20.2%)、次いで、商業190企業(同17.9%)、
保健衛生業125企業(同11.8%)の順となっている。
対象労働者数が最も多いのは製造業の1万9786人(全体の30.3%)、次いで、保健衛生業9614人(同14.7%)、
接客娯楽業8324人(同12.7%)の順となっている。
是正支払額が最も多いのは製造業の15億364万円(全体の21.5%)、次いで、教育・研究業11億6452万円(同16.7%)、
保健衛生業11億3004万円(同16.2%)の順となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。