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調査・統計

違反率は前年を1.1ポイント下回る70.8%に~令和2年・技能実習生の実習実施者に対する監督結果等~



厚生労働省は、令和2年に実施した外国人技能実習生の実習実施者に対する監督指導の結果及び
送検の状況などについてまとめた。
それによると、労働基準監督署等が監督指導を実施した実習実施者は8124事業場で、そのうち
5752事業場に労働基準法や労働安全衛生法などの法違反が認められた(違反は実習実施者に認められたもので、
日本人労働者に係る違反も含まれる)。違反率は前年(71.9%)を1.1ポイント下回る70.8%となった。 
主な違反内容をみると、労働基準法関係では、「労働時間」が1275事業場(違反率15.7%)と最も多く、
以下、「割増賃金の支払」1261事業場(同15.5%)、「賃金の支払」842事業場(同10.4%)、
「就業規則」720事業場(同8.9%)などが続いている。 
このほかに、労働安全衛生法関係の違反では、安全基準関係の違反が1974事業場(違反率24.3%)、
衛生基準関係の違反が608事業場(同7.5%)などとなっている。
次に、送検状況をみると、件数は32件で前年(34件)より2件減少している。
違反法令別では、労働基準法・最低賃金法違反が27件(前年21件)、労働安全衛生法違反が5件(同13件)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。