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調査・統計

令和2年度の石綿関連疾病の労災支給決定は1059件~厚生労働省まとめ~



厚生労働省は、令和2年度における石綿による疾病に関する労災保険給付などの
請求・決定状況(速報値)をまとめた。
それによると、石綿(アスベスト)による肺がん、中皮腫などの労災保険給付の請求件数は
1088件(石綿肺を除く)となっており、前年度(1204件)と比べ116件(9.6%)の減少となった
(前年度の件数は確定値。以下同じ)。
これを疾病別にみると、肺がん407件(前年度443件)、中皮腫617件(同677件)、
良性石綿胸水20件(同28件)、びまん性胸膜肥厚44件(同56件)となっている。
次に、支給決定件数(元年度中に請求されたものに限らない)は1014件(石綿肺を除く)となっており、
前年度(1093件)と比べ79件(7.2%)の減少となった。
疾病別では、肺がん337件(前年度375件)、中皮腫608件(同641件)、良性石綿胸水22件(同27件)、
びまん性胸膜肥厚47件(同50件)となっている。
また、平成23年度から別集計を開始した石綿肺の支給決定件数が45件(前年度52件)となっており、
元年度の支給決定件数は合計で1059件となった。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。