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調査・統計

ホームヘルパーの平均月給は19万8486円〜介護労働安定センター調べ〜



公益財団法人介護労働安定センター(久志実理事長)はこのほど、平成29年度「介護労働実態調査」の結果をまとめた。
調査は、約1万7600事業所とそこで働く労働者を対象に昨年10月実施し、回答のあった約8800事業所、
約2万1000人について集計している。
まず、事業所調査の結果をみると、介護サービスに従事する従業員の不足感(「大いに不足」、「不足」、「やや不足」の合計)は66.6%となっており、前年度(62.6%)と比べ4.0ポイント増加した。
賃金についてみると、月給制の者の平均所定内賃金額は、訪問介護員(いわゆるホームヘルパー)19万8486円
(前年度19万7041円)、介護職員(訪問介護以外の介護保険法の指定介護事業所で働き、直接介護を行う者)21万1464円
(前年度20万8162円)となっている。
次に、介護労働者の就業意識についてみると、現在の仕事を選んだ理由では(複数回答)、「働きがいのある仕事だと思ったから」
が50.1%と最も高く、次いで、「資格・技能が活かせるから」35.5%、「人や社会の役に立ちたいから」29.7%の順となっている。
現在の仕事の満足度(「満足」と「やや満足」の合計)をみると、「職業生活全体」では26.8%となっており、また、労働条件等の悩み、不安、不満では(複数回答)、「人手が足りない」が53.0%と最も高く、次いで、「仕事内容のわりに賃金が低い」39.6%、
「有給休暇が取りにくい」34.2%の順となっている。
詳しくはこちらまで(介護労働安定センターのホームページに移動します)。