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調査・統計

 ホームヘルパーの平均月給は19万7041円~介護労働安定センター調べ~



公益財団法人介護労働安定センター(久志実理事長)はこのほど、平成28年度「介護労働実態調査」の結果をまとめた。
この調査は、全国の介護保険サービス事業所約1万8000事業所及びそこで働く労働者約5万3000人を対象に
昨年10月1日現在で実施したもの。有効回答率は事業所調査51.0%、労働者調査40.9%。
まず、事業所調査の結果をみると、月給制の者の平均所定内賃金額は、訪問介護員(いわゆるホームヘルパー)19万7041円
(前年度19万1751円)、介護職員(訪問介護以外の介護保険法の指定介護事業所で働き、直接介護を行う者)20万8162円
(前年度19万8675円)となっている。
過去1年間の離職率は16.7%となっており、職種別では、訪問介護員が15.4%、介護職員が17.2%となっている。
次に、介護労働者の就業意識についてみると、現在の仕事を選んだ理由では(複数回答)、「働きがいのある仕事だと思ったから」が52.4%と最も高く、次いで、「資格・技能が活かせるから」38.3%、「今後もニーズが高まる仕事だから」31.9%、
「人や社会の役に立ちたいから」31.5%の順となっている。
現在の仕事の満足度(「満足」と「やや満足」の合計)をみると、「職業生活全体」では25.1%となっており、また、
労働条件等の悩み、不安、不満では(複数回答)、「人手が足りない」が53.2%と最も高く、次いで、「仕事内容のわりに
賃金が低い」41.5%、「有給休暇が取りにくい」34.9%の順となっている。
詳しくはこちらまで(介護労働安定センターのホームページに移動します)。