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調査・統計

27年度の石綿関連疾病の労災認定は1033件~厚生労働省まとめ~

厚生労働省は、平成27年度における石綿関連疾病の労災保険給付などの
請求・決定状況(確定値)をまとめた。
それによると、石綿(アスベスト)による疾病の労災保険給付に係る27年度の請求件数は
1063件となっており、前年度(1096件)と比べ33件の減少となっている。
疾病別では、肺がん414件(前年度465件)、中皮腫578件(同561件)、良性石綿胸水26件(同26件)、
びまん性胸膜肥厚45件(同44件)となっている。
次に、27年度中の決定件数(当該年度に請求されたものに限らない。以下同じ)をみると、
全体で1090件、そのうち支給決定(業務上認定)件数が1068件となっている。
疾病別では、肺がん414件(うち業務上認定363件)、中皮腫568件(同539件)、良性石綿胸水20件(同20件)、
びまん性胸膜肥厚66件(同47件)となっている。
業務上認定の件数を前年度と比較すると、全体では33件の減少、疾病別では、肺がんが28件減少、
中皮腫が10件増加、良性石綿胸水が12件減少、びまん性胸膜肥厚が3件減少となっている。
また、23年度から集計を始めた石綿肺(じん肺の一種。じん肺として労災認定されたもののうち、
石綿肺と判断したものを別途集計)の支給決定件数は64件(26年度78件)となっており、
これを含めると27年度の石綿関連疾病の業務上認定件数は1033件(同1080件)となる。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。