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調査・統計

度数率は1.61、強度率は0.07に~27年・労働災害動向調査結果~

 厚生労働省は、平成27年「労働災害動向調査(事業所調査・規模100人以上及び総合工事業調査)」の結果をまとめた。
 まず、事業所調査の結果をみると、度数率(100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表す)は1.61(前年1.66)、強度率(1000延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの程度を表す)は0.07(同0.09)となっている。また、死傷者1人平均の労働損失日数は41.0日(前年56.4日)となっている。
 産業別にみた度数率、強度率は、度数率が最も高いのは、「農業、林業」の4.68(前年4.36)、次いで、「生活関連サービス業、娯楽業」(一部の業種に限る)3.92(同4.41)、「宿泊業、飲食サービス業」(旅館、ホテルに限る)3.40(同3.14)、「運輸業、郵便業」3.20(同3.34)の順となっている。強度率が最も高いのは、「生活関連サービス業、娯楽業」(一部の業種に限る)の0.31(前年0.10)、次いで、「運輸業、郵便業」0.16(前年0.25)、「農業、林業」0.09(同0.16)、「サービス業(他に分類されないもの)」(一部の業種に限る)0.09(同0.10)の順となっている。 次に、総合工事業(工事現場)についてみると、度数率は0.92(前年0.91)、強度率は0.21(同0.07)となっている。また、死傷者1人平均の労働損失日数は227.1日(前年81.8日)となっている。