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調査・統計

一般労働者の賃金は前年比1.5%増の30万4000円~平成27年賃金構造基本統計調査結果~

厚生労働省は、平成27年「賃金構造基本統計調査」の結果をまとめた。調査は、平成27年6月分の所定内給与について調べたもので、今回まとめられたのは、常用労働者10人以上規模の約5万事業所について。 調査結果によると、一般労働者(短時間労働者以外の労働者)の男女計の賃金額は30万4000円(前年29万9600円)、男女別では、男性33万5100円(同32万9600円)、女性24万2000円(同23万8000円)となっている。対前年増減率は、男女計が1.5%増、男性が1.7%増、女性も1.7%増となっている。
 学歴別に賃金がピークとなる年齢階級をみると、男性はどの学歴も50~54歳が最も高く、大学・大学院卒54万4100円、高専・短大卒40万8900円、高校卒34万8300円、一方、女性は大学・大学院卒が65~69歳で42万7100円(注:回答額の上下幅が大きい)、高専・短大卒が50~54歳で28万6800円、高校卒が50~54歳で22万5000円となっている。 企業規模別の賃金をみると、男性は大企業(常用労働者1000人以上)38万7700円、中企業(同100~999人)32万300円、小企業(同10~99人)28万8500円、女性は大企業26万8400円、中企業24万400円、小企業21万6400円となっている。