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29年度の石綿関連疾病の労災支給決定は1040件~厚生労働省まとめ~



厚生労働省は、平成29年度における石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況(速報値)を
まとめた。
それによると、石綿(アスベスト)による肺がん、中皮腫などの労災保険給付の請求件数は1083件
(石綿肺を除く)となっており、前年度(1109件)と比べ26件(2.3%)の減少となった(前年度の件数は確定値。
以下同じ)。
これを疾病別にみると、肺がん443件(前年度427件)、中皮腫571件(同595件)、良性石綿胸水25件(同30件)、
びまん性胸膜肥厚44件(同57件)となっている。
次に、支給決定件数(29年度中に請求されたものに限らない)は986件(石綿肺を除く)となっており、
前年度(981件)と比べ5件(0.5%)の増加となった。疾病別では、肺がん334件(前年度386件)、中皮腫564件
(同540件)、良性石綿胸水39件(同20件)、びまん性胸膜肥厚49件(同35件)となっている。
また、23年度から別集計を開始した石綿肺の支給決定件数が54件(前年度76件)となっており、29年度の支給決定件数
は合計で1040件となった。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。