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「酒造」と「枠組壁建築」職種はともに存続へ~技能検定職種の統廃合で検討会が報告書~

厚生労働省の「技能検定職種の統廃合等に関する検討会」(座長・北浦正行公益財団法人日本生産性本部参与)が報告書をまとめた。
 27年度は、平成21年1月に取りまとめられた「技能検定の職種の見直しに関する専門調査委員会報告書」で示された統廃合等の判断基準の要件に該当する「酒造」と「枠組壁建築」の2職種について検討を行った。
 その結果、酒造職種については、平成27年度及び平成28年度の検定試験の受検申請数の状況を評価するとともに、関係業界団体が現場のニーズを踏まえ、時代の要請にあった酒造技能検定を実現し、業界内での酒造技能士の重要性を確固たるものにするための体制を整備するなどにより、受検者拡大を図っていくことを条件に存続を認めることになった。
 枠組壁建築職種については、過去6年間(21~26年度)の平均受検申請者数が92人と少ないが、平成27年度の受検申請者は135人(速報)と増加しており、引き続き関係業界団体が受検者拡大を図っていくことを前提に存続を認めることになった。