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賃金を引上げる企業は前年を上回る79.8%

~25年・賃金引上げ等実態調査結果~

厚生労働省は、平成25年「賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果をまとめた。

調査は、民間企業における賃上げ額・率、賃上げ事情などについて実施している。今回まとめられたのは、そのうち企業規模100人以上の1853社について集計したもの。

調査結果によると、平成25年中に1人当たり平均賃金を引上げる企業は79.8%(前年75.3%)、引下げる企業は2.5%(同 3.9%)、賃金の改定を実施しない企業は12.9%(同15.2%)となっている。改定額及び率をみると、1人平均賃金の改定額が4375円(前年 4036円)、1人平均賃金の改定率が1.5%(同1.4%)となっている。

次に、賃金の改定に当たり企業が最も重視した要素をみると、「企業の業績」をあげる企業が58.6%(前年52.6%)と最も多く、「重視 した要素はない」(18.9%)を除くと、次いで、「親会社又は関連(グループ)会社の改定の動向」5.0%(前年6.3%)、「労働力の確保・定着」 3.9%(同3.8%)などとなっている。また、賃金の改定を実施または予定していて額も決定している企業のうち、平成25年中に賃金カットを実施または 予定している企業は14.5%(前年12.8%)となっている。