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職場の熱中症予防対策の更なる徹底指導を通達

~厚生労働省~

厚生労働省は8月2日、今年7月の天候が全国的にかなり高温となり、職場における熱中症を原因とした死亡災害が多発していることなどから、 8月以降の熱中症による労働災害の発生を防止するため、熱中症予防対策の徹底についての関係事業場への指導に万全を期すよう都道府県労働局に通達した。

同省によると、今年7月末時点の職場における熱中症による死亡者数(速報値)は15名となっており、記録的猛暑だった平成22年の死亡者数 と同様の状況にある。また、7月27日から8月26日までの1か月予報(気象庁発表)では、平均気温が高い確率が九州北部・九州南部で60%以上、近畿・ 中国・四国で50%以上、その他の地域でも40%以上と予報されている。

このような状況を踏まえて同省は、都道府県労働局に対し、同省が平成21年に策定した「職場における熱中症の予防について」などに基づく熱 中症予防対策の徹底について、関係事業場への指導を漏れることなく実施するよう通知を発出したもの。併せて、災害防止団体、業界団体など関係団体に対して も、熱中症予防対策の一層の取組みを行うよう要請した。