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死亡者数は前年より69人増加し1093人

~平成24年の労働災害発生状況~

厚生労働省がまとめた平成24年の労働災害発生状況にとると、昨年1年間の労働災害による死亡者数は1093人となっており、前年(東日本大震災を直接の原因とする死亡者を除いた数)と比べ69人(6.7%)の増加となった。

死亡者数を業種別にみると、最も多いのは建設業の367人(全体の33.6%)、次いで、製造業199人(同18.2%)、陸上貨物運送事業134人(同12.3%)などとなっている。また、「その他」(332人)の中では、商業が117人(「その他」の中の35.2%)、清掃・と畜業が47人(同14.2%)で比較的多くなっている。

次に、死傷災害についてみると、休業4日以上の死傷者数は11万9576人となっており、前年(東日本大震災を直接の原因とする災害を除く)と比べ1618人(1.4%)の増加となった(24年より労働者死傷病報告に基づく死傷者数を用いており、前年との比較では、23年も労働者死傷病報告に基づく死傷者数11万7958人を用い比較している)。業種別にみると、最も多いのは製造業の2万8291人(全体の23.7%)、次いで、建設業1万7073人(同14.3%)、陸上貨物運送事業1万3834人(同11.6%)などとなっている。

平成24年における死亡災害発生状況
業種 平成24年(1月~12月) 平成23年(1月~12月) 対23年比較
死亡者数(人) 構成比(%) 死亡者数(人) 構成比(%) 増減数(人) 増減率(%)
全産業 1,093 100.0 1,024 100.0 69 6.7
製造業 199 18.2 182 17.8 17 9.3
鉱業 6 0.5 11 1.1 -5 -45.5
建設業 367 33.6 342 33.4 25 7.3
交通運輸業 13 1.2 17 1.7 -4 -23.5
陸上貨物運送業 134 12.3 129 12.6 5 3.9
港湾荷役業 5 0.5 10 1.0 -5 -50.0
林業 37 3.4 38 3.7 -1 -2.6
その他 332 30.4 295 28.8 37 12.5

※平成23年の数値は東日本大震災を直接の原因とする死亡災害1314名を除いている。