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一般労働者の賃金は前年比0.3%増の29万7700円

~平成24年賃金構造基本統計調査結果~

厚生労働省がこのほどまとめた「平成24年賃金構造基本統計調査(全国)」の結果によれば、所定内給与額は男女計で29万7700円、対前年増減率は0.3%増となっている。

調査は、平成24年6月分の所定内給与について調べたもので、今回まとめられたのは、常用労働者10人以上規模の約4万9000事業所について。

調査結果によると、一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)男女計の賃金額(月額)は29万7700円(前年29万6800円)、男女別では、男性32万9000円(同32万8300円)、女性23万3100円(同23万1900円)となっている。前年との比較では、男女計では0.3%増、男女別では、男性は0.2%増、女性は0.5%増となっている。

学歴別に賃金がピークとなる年齢階級をみると、男性は大学・大学院卒が50~54歳で53万5200円、高専・短大卒が55~59歳で41万3500円、高校卒が50~54歳で34万6700円、一方、女性は大学・大学院卒が65~69歳で42万5500円、高専・短大卒が55~59歳で27万9900円、高校卒が45~49歳で21万3400円となっている。

企業規模別の賃金をみると、男性は大企業(常用労働者1000人以上)38万600円、中企業(同100~999人)31万6500円、小企業(同10~99人)28万2200円、女性は大企業25万8100円、中企業23万1700円、小企業21万200円となっている。