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サービス残業での是正支払が1年間で約105億円

~厚生労働省まとめ~

厚生労働省は、平成24年度における賃金不払残業(サービス残業)に係る是正結果をまとめた。

今回まとめられたのは、全国の労働基準監督署が、平成24年4月から25年3月までの間に、定期監督及び申告に基づく監督等を行い、その是正を指導した結果、不払になっていた割増賃金が支払われたもののうち、その支払額が1企業で合計100万円以上となった事案について。

それによると、是正対象企業数は1277企業(前年度比35企業の減少)、対象労働者数は10万2379人(同1万4623人の減少)、支払われた割増賃金の合計額は104億5693万円(同41億4264万円の減少)となっている。

これを業種別にみると、企業数、対象労働者数、是正支払額ともに、商業、製造業の順で多く、商業が335企業(全体の26.2%)、1万9970人(同19.5%)、28億9837万円(同27.7%)、製造業が281企業(同22.0%)、1万8191人(同17.8%)、18億3101万円(同17.5%)となっている。