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ホームヘルパーの平均所定内月収は18万8208円~介護労働安定センター調べ~

公益財団法人介護労働安定センター(久志実理事長)はこのほど、「平成25年度介護労働実態調査」の結果をまとめた。

この調査は、全国の介護保険サービス事業所約1万7000事業所及びそこで働く労働者約5万1000人を対象に昨年10月1日現在で実施したもの。有効回答率は事業所調査45.8%、労働者調査36.9%。

まず、事業所調査の結果をみると、賃金の支払形態別の平均額(所定内賃金)は、訪問介護員(いわゆるホームヘルパー)では、月給者18万8208円、日給者8984円、時給者1269円となっている。また、介護職員(訪問介護以外の介護保険法の指定介護事業所で働き、直接介護を行う者)では、月給者19万4709円、日給者7822円、時給者924円。1ヵ月の実労働時間数(平成25年9月)をみると、訪問介護員(正規職員)は137.0時間、介護職員(正規職員)は160.1時間となっている。

次に、介護労働者の就業意識についてみると、現在の仕事を選んだ理由では(複数回答)、「働きがいのある仕事だと思ったから」が54.0%と最も多く、次いで、「今後もニーズが高まる仕事だから」36.9%、「資格・技能が活かせるから」36.9%、「人や社会の役に立ちたいから」33.6%の順となっている。また、現在の仕事の満足度(「満足」と「やや満足」の合計)をみると、「職業生活全体」では26.0%となっており、項目別で満足度が高いのは、「仕事の内容・やりがい」53.6%、「職場の人間関係、コミュニケーション」46.7%となっている。