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求人票と違う労働条件の会社には是正指導も~厚労省・「ハローワーク求人ホットライン」を開設~

厚生労働省はこのほど、ハローワークで公開している求人票の記載内容と実際の労働条件が異なる場合の対策を強化するため、「ハローワーク求人ホットライン」を開設した。

同省のまとめによると、平成24年度に全国のハローワークに寄せられた申出で、求人票の記載内容と実際の労働条件が違うといったものは7783件となっている(試行的に把握した数値)。申出の内訳は、「賃金に関すること」が最も多く2031件(26.1%)、次いで、「就業時間に関すること」1405件(18.1%)、「選考方法・応募書類に関すること」1030件(13.2%)、「職種・仕事の内容に関すること」841件(10.8%)、「雇用形態に関すること」729件(9.4%)--などとなっている。

同省は、こうした状況を踏まえ、ハローワークの求人に関する求職者や就業者からの申出を全国一元的に受け付ける「ハローワーク求人ホットライン」を開設した。なお、ホットラインへの申出については、労働基準監督署や日本年金機構、都道府県の消費者センターなどと連携を図り、該当企業などに対して事実確認をし、必要な場合は是正指導を行うこととしている。ホットラインの番号は以下の通り。

【ハローワーク求人ホットライン】
03-6858-8609(受付時間:8時30分~17時15分 土日祝・年末年始を除く)