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若手社員との実践的なコミュニケーションスキルを学ぶ!~雇用管理研修「コミュニケーションスキル等向上コース」がスタート~

 平成29年度の厚生労働省委託事業として開催する「雇用管理研修」のうち、「コミュニケーションスキル等向上コース」の第1回目が、5月24日、東京労働基準協会連合会安全衛生研修センターで開催された。建設会社の経営者や雇用管理責任者など約30人が受講した。

 人材不足が深刻化する建設業界では、雇用管理の改善に取り組むことで働く人、とりわけ若者にとって「魅力ある職場」を実現することが喫緊の課題とされている。雇用管理研修は、魅力ある職場づくりのキーマンとして位置づけられる「雇用管理責任者」(建設労働者雇用改善法によってすべての建設会社に選任が義務づけられている)が雇用管理に関する基本的な知識を身につけるための機会とされている。今回行われた「コミュニケーションスキル等向上コース」は、昨年度から新たに設けられた研修で、主として中高年齢層の管理職が、若者と円滑なコミュニケーションを取ることができるような「実践的なコミュニケーションスキル」を身につけてもらうことを趣旨としている。講師はキャリアコンサルタントなど、企業の人材育成に精通した専門家が担当する。

 当日は、約20分間の講義に続いて、オリジナルの教材をもとに「世代間ギャップとコミュニケーション」、「部下を育てるコミュニケーション力」、「部下のミスへの対応」などをテーマとしたグループワークが行われた。グループワークでは、経験豊富な講師の巧みな話術と手際よい進行の下、受講者間でディスカッションが行われ、受講者が自身の経験や意見などを積極的に発言することで、大きな盛り上がりを見せた。そして、3時間40分に及ぶカリキュラム終了後には、主催者から受講者全員に修了証が交付され、平成29年度第1回目のコミュニケーションスキル等向上研修は盛況のうちに幕を閉じた。

 平成29年度に開催する雇用管理研修は、全国で200回以上の開催が予定されている。厚生労働省の委託事業のため受講料は無料。テキストや教材も無料で配布される。今後の開催日程やカリキュラムなどは、「平成29年度 建設労働者雇用支援事業」の特設サイトをご覧いただきたい。

http://koyoukanri.chosakai.ne.jp/