安全衛生

安全は対策から戦略へ~リスクアセスメントの本質~

カテゴリー ー 安全衛生
著者
編者/編著者/編集 濵田 勉 著
監修
発行 労働調査会
発行日 2011-04-25
判型/頁数 A5判/368頁
本体価格 1800円
送料 【1部 216円税込】
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ISBN 978-4-86319-187-7
備考
制作
現在庫: 在庫無し
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要約

手法を交えた解説で、RAの本質がわかる!

企業におけるリスクアセスメントへの取り組みが法制化されてから、はや数年が経ちました。リスク見積りの配点表や記録帳票などは各種マニュアル本から簡単に入手できます。

しかし、内容を精査することなくそのまま導入した結果、自社の実態に合わず、本当にこれで良いのかという疑問の声が多く聞かれます。本書は、これまでのマニュアル本とは一線を画し、単に帳票や例題を示すだけでなく、その考え方までを詳細に解説しています。

また本書の主題である「対策から戦略へ」とは、従来、場あたり的であった安全対策は、リスクアセスメントを通じて企業戦略へ高めることが可能と説く、企業の経営トップの方々に向けたメッセージです。「リスクアセスメントとは何か?」「リスクアセスメントは何故必要なのか?」企業の経営トップと安全衛生担当の方々が、共に考える上で必読の1冊です。ぜひお読みください。

【目次】

はじめに

1.大いなる誤解

1 誤解や勘違いから始まる ~成果という呪縛~
2 リスクアセスメントのサイクル ~終点は存在しない~
3 異なる次元の話が絡み合う ~対策と戦略~
4 間違った原因追究が現場を疲弊させる
5 「お墨付き」の文化
6 断片的な活動は偽りを生みやすい
7 「安全」とは ~絶対安全はあり得ない~
8 災害のシナリオ
9 「見つけた」と「調査した」 ~事実を素直に認めて~
10 空気から文化は生まれる ~言葉だけでは読み取られている~
11 「リスクアセスメント」とは ~ナチュラルな現状把握~

2.情報を使いこなす~評価対象の網羅~

1 「記録シートを通過する情報」を整理する
2 作業を把握する ~管理するための帳票~
3 「まとまり作業」と「単位作業」
4 手順書は確かか ~実際の手順を把握する~
5 建設工事におけるリスクアセスメントのすみ分け
6 プロセスをシンクロさせる ~QCDSME~
7 事務部門の仕事も「リスク」という視点で

3.危険源を特定する~危険源の網羅~

1 危険源の特定
2 危険源の誤解
3 危険源の範囲を明確にする ~経営者の意思表示~
4 危険源の逆引き
5 機械的な危険源
6 電気的な危険源
7 熱的な危険源
8 騒音や振動による危険源
9 材料及び物質による危険源
10 滑り、つまずき、墜落の危険源
11 その他の危険源
12 危険源に閾値を設ける場合の考え方
13 特定すべき危険源を定めること ~過去災害をリスクアセスメントする~
14 ここでもプロセスの多くはシンクロする

4.リスク見積り

1 災害プロセスのどこに該当するのか ~見積りのばらつき~
2 見積りのばらつきは正常な証
3 危険源の影響範囲 ~危険状態の成立~
4 危険源に近づく頻度 ~作業ベースの見積りに必要なのか~
5 危険事象の発生確率 ~可能力という考え方~
6 回避の可能性
7 危害の大きさ(ひどさ)
8 リスクレベルを判断する ~安全を立証する~

5.評価に基づく対応を検討する

1 リスクバランス ~リスクは受諾・比較するものでもある~
2 危険源ベースに置き換える
3 対策検討順序・ ~危険源とエネルギー・生産技術部署などとの関わり~
4 対策検討順序・ ~発生確率の低減~
5 対策検討順序・ ~管理的対策と個人用保護具~
6 「調べるプロセス」と「対応するプロセス」の分離
7 トータルコストに目を向ける
8 設備基準などを関連付ける
9 手順書・ルールなどを関連付ける
10 「止める・呼ぶ・待つ」と「落とさない」
11 KYからKKT(危険回避トレーニング)へ
12 ヒヤリハットを関連付ける
13 「監査」のあり方
14 水平展開で「展開」すべきこと

6.リスクアセスメントのハウツー

1 実施の決意 ~トップの決意とは~
2 実施の管理 ~安全衛生部署は管理に徹する~
3 現場に全理論の理解は必要ない
4 全体を把握しながら計画的に
5 全体像から細部へ ~進め方のハウツー~
6 スタイルよりも優先すべきこと ~正しい理解の推進~
7 「車両」という危険源との関わり ~フォークリフト災害など~
8 対応策を総合的に検討する ~次期計画(工事)にも向けて~
9 気をつけたい言葉・使用を避けたい言葉

7.安全は対策から戦略へ

1 「とりあえず」では変われない
2 トップのパトロールを考える ~コントロールからマネジメントへ~
3 競い合うことが違う ~大会での発表内容~
4 目的を忘れた仕組みたち
5 歴史をつないでいく ~最終目的に手段を体系付ける~
6 考える文化の再構築 ~指示待ち族と呼ばないで~
7 リスクの理解が未来を開く ~鶏が先か、卵が先か~
8 健康関係こそ、リスクでしか語れない ~健診の誤解~
9 安全衛生部署の役割
10 「リスクアセスメント」とは ~揺らぎの把握のために~
11 安全は対策から戦略へ ~日本はもっと強くなれる~

あとがき
発刊にあたって

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