労働関係法・法制度

多様な派遣形態とみなし雇用の法律実務 ――派遣・請負・業務委託・出向・協業等、労働契約申込みみなし制度の問題――

カテゴリー ー 労働関係法・法制度
著者 安西 愈 著
編者/編著者/編集
監修
発行 労働調査会
発行日 2017-10-16
判型/頁数 A5判/544頁
価格 5,500円(税抜価格5,000円)
送料 【1部 330円税込】
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ISBN 978-4-86319-614-8
備考
制作
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要約

実態は労働者派遣でありながら、請負等の名目で派遣を受け入れる違法な「偽装請負」とならないよう、派遣と請負等との適正区分の解釈・運用、実務対応について詳解。また、多様な形態をとる派遣、出向、アウトソーシングなどの実例を挙げながら、適法に運用するための具体的な対応についても触れている。平成27年に施行された「労働契約申込みみなし制度」に関して今後起こり得る問題、裁判実務にも詳細に触れ、派遣契約書等のモデルと解説も盛り込んでいる。

著者紹介
1938年香川県生まれ。1958年香川労働基準局採用(在職中、中央大学法学部通信教育課程卒業)、労働省労働基準局勤務を経て、1971年より弁護士(第一東京弁護士会)。第一東京弁護士会副会長、最高裁判所司法研修所教官、日本弁護士連合会研修委員長、東京地方最低賃金審議会会長、中央大学法科大学院客員教授等を歴任。

目次

第1部 労働者派遣と多様な利用形態をめぐって
第1章 労働者派遣法の意義と展開
第2章 多様な労働者派遣の形態と労働者派遣法の適用上の問題
第2部 労働者派遣と請負・業務委託、労働者供給をめぐって
第1章 労働者派遣と請負・業務委託等をめぐる問題
第2章 「労働者派遣事業と請負事業との区分告示」をめぐる問題
第3章 業務請負・業務委託契約書例と解説
第4章 労働者派遣と出向との区別をめぐる問題
第5章 いわゆる二重派遣的形態をめぐる問題
第3部 派遣先、発注者への「労働契約申込みみなし」の適用をめぐって
第1章 派遣先等への「労働契約申込みみなし」制度とは
第2章 「労働契約申込みみなし」の対象行為をめぐって
第3章 脱法目的の偽装請負契約による派遣受入れをめぐって
第4章 「労働契約申込みみなし」への労働者の承諾をめぐって
第5章 承諾により成立する直接雇用の契約内容
第6章 派遣元等との労働契約が無期雇用の場合の「労働契約申込みみなし」の適用をめぐる問題
第7章 派遣先等の派遣法違反についての善意無過失の立証をめぐる問題
第8章 都道府県労働局長による「労働契約申込みみなし」に関する行政指導をめぐって
第4部 最新労働者派遣法対応の派遣に関するモデル契約書例と解説

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