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調査・統計

法違反率は前年より低下、送検件数は増加~28年・自動車運転者使用事業場の監督指導結果~



厚生労働省は、自動車運転者を使用する事業場に対する平成28年の監督指導状況、送検状況を取りまとめた。
それによると、監督指導を行った4381事業場のうち、3632事業場に何らかの労働基準関係法令違反が認められた
(違反率82.9%)。法違反率は前年(84.9%)と比べ2.0ポイントの低下となっている。
また、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(平成元年労働省告示第7号。通称・改善基準告示)の違反が
認められた事業場数は2699事業場となっている(違反率61.6%)。改善基準告示違反率は前年(63.3%)と比べ
1.7ポイントの低下。
業種別の法違反率は、トラック83.3%(前年85.9%)、バス79.3%(同81.4%)、ハイヤー・タクシー86.7%(同84.4%)
などとなっている。また、業種別の改善基準告示違反率は、トラック67.2%(前年69.9%)、バス54.4%(同54.4%)、
ハイヤー・タクシー41.0%(同42.8%)などとなっている。
次に、送検の状況をみると、労働基準関係法令違反により送検した件数は68件(前年60件)となっている。
業種別の送検件数は、トラック54件(前年52件)、バス2件(同1件)、ハイヤー・タクシー5件(同4件)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。