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チェーンソーによる伐木等作業における安全対策見直しを提言~厚労省の検討会が報告書まとめる~



厚生労働省は3月6日、「伐木等作業における安全対策のあり方に関する検討会」
(座長・広部伸二独立行政法人森林総合研究所企画部研究協力科長)の報告書を公表した。
同検討会は、林業の死亡災害の多くがチェーンソーによる伐木作業で伐倒木に激突されることにより
発生していることや、チェーンソーで下肢を切創する災害が多く発生していることを踏まえ、
伐木等作業の安全対策のあり方などについて、昨年11月から検討を行っていた。
報告書は、①チェーンソーによる伐倒時に、胸高直径20cm以上の作業では受け口を作ること
(現行は胸高直径40cm以上)、②チェーンソーによる伐倒時に、伐倒木から樹高の2倍以内の範囲を
伐倒者以外を立入禁止とすること(現行は下方について立入禁止)、③かかり木処理の方法として、
かかっている木の伐倒、浴びせ倒しを禁止すること、④チェーソーによる伐木または造材作業時に、
下肢を防護する防護衣の着用を義務付けることーーなどを提案している。
同省は、この報告書を踏まえ、伐木作業等における危険の防止に関する労働安全衛生規則の
規定の見直しなどを進めることとしている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。