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大卒の初任給3年ぶりに前年を上回り20万400円~厚労省・26年の初任給調査結果~

厚生労働省は、平成26年「賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果をまとめた。この調査は、平成26年3月の新規学卒者を採用した常用労働者10人以上規模の民営事業所約1万5000ヵ所の初任給についてまとめたもの。
 それによると、学歴別にみた初任給額は、男女計では、すべての学歴で前年を上回っており、大学院修士課程修了22万8300円(対前年比0.1%増)、大学卒20万400円(同1.2%増)、高専・短大卒17万4100円(同1.1%増)、高校卒15万8800円(同1.8%増)となっている。大学院修士課程修了と高専・短大卒は2年連続、大学卒は3年ぶり、高校卒は2年ぶりの増加となった。
 男女別にみた学歴別初任給額は、男性は、大学院修士課程修了22万7700円(対前年比0.0%)、大学卒20万2900円(同1.3%増)、高専・短大卒17万6100円(同1.1%増)、高校卒16万1300円(同1.5%増)、一方、女性は、大学院修士課程修了23万700円(同0.3%増)、大学卒19万7200円(同1.1%増)、高専・短大卒17万2800円(同0.9%増)、高校卒15万4200円(同1.9%増)となっている。
 また、企業規模別にみた初任給額(男女計)は、大学卒では、大企業(常用労働者1000人以上)20万3300円(前年20万2500円)、中企業(常用労働者100人~999人)20万100円(前年19万7000円)、小企業(常用労働者10人~99人)19万4200円(前年19万円)となっている。